さあ、2学期の始まりです!

昔は、日本全国一斉に9月1日に公立小中高校の2学期の開始でした。そして同時に関東大震災の教訓をもとに防災の日として全国の色々な施設で災害時の訓練が行われます。また地球温暖化のためか最近の10年は豪雨災害が頻発しています。地震国家で且つ水害も以前よりひどくなってきていますので個人個人が防災について見つめ直す必要があると常々感じています。また最近の公立学校は新型コロナで授業時間が確保できずに夏休みを削って登校させる学校もあります。以前から北国では夏休みは短く冬休みは長くとるように運用を弾力的にしていたのと同様でしょう。運動会も9月はまだ暑く熱中症の危険もあり5月から6月の春の運動会に変更した学校もあります。地球温暖化と新型コロナで学校も授業数の確保で大変です。一方で予備校生はというと7月初旬までが所謂1学期で7月中旬から8月終わりまでは夏期講習でした。夏休みは8月の終わりの10日程度でしたが、勿論受験生のため予備校の自習室に詰めて不得意科目を勉強していました。そして9月1日から世間で言う2学期が始まります。9月1日に新しく気持ちを切り替えることは我々の世代から見れば当然のことですが、今の若者にはあまりピンとこないかもしれません。また現在の新型コロナの第7波で社会全体の流れが狂ってしまっている状況では更に季節の変わり目などを悠長に感じることも不可能です。

我々も学生と同様に気持ちよく2学期の始まりと言いたいところですが、延々と続く新型コロナの対応に辟易としています。最近では「うつか(接種)、うつるか(感染)」してもやっぱり感染してしまいます。コロナと共存するにはまだ数年かかるのではないかと思います。経済は意地でもまわされなければなりませんので、そのしわ寄せが弱者と医療機関に向きます。お盆が明けるとお盆中に都会からの人の流れが地方に流れたのと同様に新型コロナも流れて地方で新規感染者数も増えました。お盆前の日曜日に休日診療所の日直をしましたが、その時は検査を30-40人くらいしてみなし陽性も含めれば30人くらい陽性者が出ましたので、それを一人ずつ保健所にFAXしました。検査をするナースは暑い中で予防着を着て汗びっしょりで熱中症になってもおかしくありません。私は検査結果を陽性の患者さんに説明して薬を処方します。事務はその結果を保健所にFAXします。それぞれが役割分担をしていますが、それでもキャパシティは手いっぱいでした。これからもその状況が続くと思うとうんざりしてきますが、それでもしょうがありません。やるしかないのです。結局、いつも末端が真っ先に破綻して、末端は「中枢は何を考えているのか?早く2類を変更しろ」と訴えますが、やっと全数把握の見直しがなされました。

このように私も次男も鬱憤のたまる8月でしたが、9月1日から予備校は気持ち新たに2学期が始まるように、私自身も「さあ、2学期の始まりです!」と気分一新して頑張りたいと思っています。特にこの2学期いかんで予備校生の運命は大きく変わることになるかもしれません。

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