イカって透きとおってるんだ!

先日、須佐に行ってきました。男命(みこと)イカを食べてきました。といってもぴんとこないかたもいらっしゃるかもしれませんが、剣先イカという当地で活きたままのイカがお皿に一杯丸ごと出てきます。食べるときにも生きて動いていますので、足の吸着盤が舌に吸いついてきます。以前から須佐に行ったときは必ず寄るお店なのですが、ここの男命イカを食べてからイカという概念が変わりました。

須佐の男命(みこと)イカ
イカには白っぽいものや青っぽいものなどいろいろいまして、体が透きとおっているということは、以前からスキューバダイビングをしていましたので感覚的にはわかっていました。しかし異次元の海の中でイカという被写体をじっくり見る観察能力と陸の上で目の前のお皿に並べられたイカ刺をいざ食べようとするときの観察能力とでは、同じ右脳左脳でも感じ方が違っていたようです。以前から生のイカを生鮮食料品店で見たときや小さい頃のイカの挿絵を見たときもイカって白く描かれていませんでしたか?本当に新鮮なイカって白いながらも透きとおっていたのです。その本来のイカの素晴らしさ(美味しさ)を教えていただいたのがこの梅乃葉さんでした。それ以来、機会があれば立寄っています。

私はスキューバダイビングでよく須佐に行きます。須佐に行く回数は多いのですが、ダイビングの時にはその合間をぬってイカを食べに行けませんので我慢しています。年に1-2回ほど別件で行く際には、当日の朝に本日の活イカ入荷状況を梅乃葉さんのHPで確認して、電話で取り置きを依頼してから須佐に向かいます。なぜなら取り置きをお願いしておかないとすぐに売り切れてしまうからです。過去にも何度か依頼せずにお店に行っても活イカを食べることができませんでした。ただ取り置きといっても座席の予約ではなく、当日の昼に食べるイカを取っておいてもらうというシステムです。ダイビングに行った時は午前中に1本潜った後のお昼休みの合間にイカを食べに行って、午後からまたダイビングというのは気忙しくてできません。またダイビングをした時は目の前にたくさんの食べられる魚を鑑賞して頭の中がお腹いっぱいになっていますので、実際に魚を食べようという気もあまり起こらないのが実情です。

須佐のウニ

ウニもとても美味しかったです。

本当に美味しい味ってその地元でしか味わえないとよく聞きます。以前、島根県出雲市に住んでいたときに松葉ガニの刺身を食べたことがあります。これも地元で獲れて食べる直前まで水槽の中を歩いていました。これも透きとおるほどきれいで甘かったのを覚えています。喩えがいいかどうかわかりませんが、透きとおった甘えびのような感じと言えばいいでしょうか。山陽に住んでからはその絶品にはお目にかかっていません。

今回も当日は不漁であまり男命イカがあがらなかったらしいようで取り置きをお願いしましたが、その後ものの30分で売り切れ御免になったようでした。大型連休でお客さんが込みだす前の午前11時にはお店に入りゆっくりと絶妙な味を堪能させていただきました。これからも機会があれば立寄りたいと思っています。

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