梅雨の中の運動会

梅雨時期に運動会というのはあまり聞きません。しかし体育館での運動会ならそれもありです。毎年6月の第4日曜日は梅雨の中の体育館での運動会です。今年は長女が高校3年でこの運動会を最後に学校行事は全て終了して、後は受験まっしぐらとなります。公立高校は秋に運動会と文化祭を行ってそれから残り4か月でセンター試験に突入のパターンが多く、実際自分の時代もそうでした。ですから入試まで時間の余裕など全くありませんでした。しかし秋の運動会まで受験勉強をしていないというわけでもなく、それなりの準備はしているのでいつ運動会や文化祭をやろうともちゃんと準備できている者はちゃんと翌春の桜は咲くわけです。それができてない者は桜散って晴れて浪人生活突入です。私は運よく現役合格しましたが、この年になってというか、大学に入学した後に強く感じたことは「浪人して1年回り道するのも決して悪くはない」と思うようになったことです。現役時代には「もう1年同じように受験勉強なんかしたくはない」と思うのですが、大学に入学して周囲に1浪から3浪くらいまでがゴロゴロいる医学部では浪人して苦労している分だけ人間の幅というか厚みが厚いように感じられました。勿論、それは現役生の物の見方で、決して浪人生の物の見方ではありません。結局、長い人生を10年単位で見ればどちらもそうたいして変わりはないというのが50歳を目前にした個人的な意見です。

話が逸れましたが、運動会自体を考えれば昔からの秋晴れの下での運動会というのが当たり前で、夏までに実施するのは受験などその他の学校行事を考慮してのことだと思っています。しかし通常は5月末の梅雨に入るまでに実施する学校がほとんどです。なかなか梅雨時分に行われることはありません。体育館とはいっても広島サンプラザといって床面積が60×40mの広さもありますから徒競走などもトラックの円周部分がやや急な曲りになりますが、競技自体にはそうさしつかえはありません。今昔物語ですが、体育館で冷房のきいた運動会など自分の時代には考えられなかったことです。そんな長女の体育館での運動会も今年で最後になります。悔いの残らないように楽しんでもらいたいと思います。

それでは本題です。秋空の下と屋内での運動会はどちらがいいか?秋空の下での運動会がいいに決まっています。それは今までの価値観でしか判断できない我々の答えです。今時のゲームやケータイ世代の子供たちは外にすら遊びに出ることも少なく家に閉じこもっていることが多いので、親世代としてはなおさら秋空の下です。しかし本当に今の世代が我々と同じように思っているとは限りません。最終的には主役である子供たちがその時を十分に楽しんで力いっぱい競技できれば時期や場所はあまり関係ないでしょう。もし秋晴れの下なら非常によいのですが、何年かに一度は雨や台風で延期になったり、学校行事との兼ね合いで小雨の中でも運動会を強行して競技を一部はしょって昼過ぎには終了という消化不良試合の場合も過去にはありました。ですから秋晴れの下と屋内での運動会のどちらがよいかは一概には言えないのかもしれません。

体育館での運動会

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