早い梅雨明けで思う地球の異常気象

今年は例年より2週間早く梅雨明けしました。5月末には例年より2週間早く梅雨入りしましたので期間的には同じくらいでしょう。しかし今年の梅雨は例年と違っていたと思いませんか?私の個人的な意見なのですが。地球の温暖化に関係しているといえばそれで決まりですが、本当にそうなのかどうかはわかりません。梅雨ってムシムシして不快指数100%で今年の梅雨の不快さもさほど変わりありませんでしたが、なんとなく心地よい風も吹いてスーッと通り過ぎて行った感じです。雨量は平年以上でしたが、雨量よりもゲリラ的な短時間の豪雨、言い換えればスコールのような雨が増えたように感じます。それに伴い土砂災害や洪水による浸水被害も増えたのではないでしょうか。梅雨だけでもその出で立ちが昔と変わってきたようです。

それでは他に気になる日本の気候について取り上げてみましょう。「まず何といっても暑い!」自分が子供の頃つまり30年以上も前になりますが、35度オーバーの猛暑日なんてそんなに聞いたことがありませんでした。暑くても30度台前半の真夏日でしたし、夜も熱帯夜はあったと思いますが、これほど頻回にはなかったと思います。昔は夜間に暑くて眠れなかったという記憶はあまりありません。しかしこれは当時の子供の感覚で、一度寝てしまえば今の自分のように何度も目を覚ますことはなかったので年齢的な影響かもしれません。しかしまだトイレで目が覚めるまでには至っていません。それと今では死語になりましたが、蚊帳に入って寝ていましたよね。このキーワードがわかる人は多分40歳以上の人でしょうか。蚊にかまれないように人間様があの鳥かごのような蚊帳の中に入って、窓は開けっ放しで寝ていたものです。当時は戸締りなんて考えもせず、今のような犯罪も少なかったものです。現在のぶっそうな世の中を憂いているのは私だけではないでしょう。

また冬は冬で、私は根っからの山口県で育ったのですが、当時はひと冬で3-4回は30cmの雪が積もっていました。日本地図からみればかなり南に位置して社会で習った瀬戸内気候という温暖な地域でしたので、大学時代に上京して6年間住んでいた当時の東京の寒さと雪の積もり方にはさすがに参りました。しかしこの20年間ではひと冬にまともに20cmの積雪というのは数年に一度でしょうか。台風も大型で強烈化していますよね。昔なら950ミリバールですごいと思っていたのが、今では900ヘクトパスカルで最大瞬間風速も50mオーバーというのをよく耳にします。人間と同じく自然の狂暴化でしょうか。

ケータイやネットで世の中が変わったように、人間が快適で便利に生きていくために石炭や石油を燃やして更に原発で電気を補填しないと経済自体がまわらない世の中に変化を遂げてしまいました。一方で自然が猛威をふるって「皆が幸せに暮らしていくには本当に便利だけの追及でいいの?この世界は」という難問を人間社会に問いかけているのかもしれません。このような自然からの警告を真摯に受け止めて今年の猛暑の夏も節電をしながら我々皆でいい知恵を出して考えていかなければならないと思います。

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