言葉が面白い~じぇじぇじぇのあまちゃんから~

最近PCでネット検索をすると必ず「あまちゃん」の話題が出ています。じぇじぇじぇです。なぜじぇじぇじぇかと言いますと今朝見た連ドラに出たキーワードがほんの数時間で1000件ものコメントが入りその言葉に隠されている意味をツィッターで、昔でいう友達の輪のように広がっていくというソーシャルメディアの凄さに感心したからです。私はまだスマートフォンも持たずに昔ながらのケータイ片手にPCでネットを使う程度のユーザーでフェイスブックやツィッターもしていませんので、今回の社会現象を私自身がビックリしていること自体が若者から見ればじぇじぇじぇなのかもしれませんが。

今、国民的人気で日本の朝を変えたとも言われている連ドラ「あまちゃん」ですが、私もご多分に漏れず初回を見たときから「クドカン」のファンになりました。「あま」も漢字で書けば「海女・天野・アマチュア・甘ったれ・尼」などたくさん存在します。またバブルの頃が青春時代だった我々40-50歳のオジサンにとっては、1980年代とは日本がとっても元気だった時代をいろいろなメロディーやその時代の波にのった人が登場するとついつい笑って思い出してしまいます。また宮藤作品の凄さはその言語の使い方の多様性にあります。簡単にいえば同じ響きでも意味が異なる言語をうまく操ること、つまり落語やコメディアンによるコントにもよくでてくるダジャレの感覚と言った方がわかりやすいかもしれませんが、その言葉の使い方が非常に面白い。そこまでならよくあるパターンですが、更に視聴者の世代を考慮して古い世代にも新しい世代にも適応できる懐メロ言語を駆使して視聴者に次の瞬間どう展開するのかという想像をかきたてます。そしてその日の録画を再度見て「あの時の言葉はここに伏線があったのか」などと自身もついほくそ笑んでしまいます。その不特定多数の会話が今回のツィッターであったわけです。言葉を視聴者に問いかけて考えさせて更に個人個人で発展させていくという手法、それを視聴者が皆で面白ゲーム感覚のように乗っていく点がこの「あまちゃん」という作品が皆に支持されている理由だと思います。また以前にこのブログでも方言で山口弁について書きましたが、今回の「じぇじぇじぇ」がまさにその岩手県久慈地方の驚きの方言でその言葉の響きの心地よさが更に作品を引き立てます。「じぇじぇじぇ」は今年の流行語大賞を受賞するのでは?と早くもうわさが飛び交っています。

毎朝「あまちゃん」で元気をもらって「さあ1日がんばるぞ!」と明るい気分で1日のスタートがきれています。隠された言葉の意味を探そうとして1日に2回見ることも多々あります。録画して何回もみてその言葉の面白さや伏線を楽しむ「あまらー」が増えているとネットに出ていましたが、私もご多分に漏れずその「あまらー」です。ニュース番組くらいしかテレビを見ない自分がこんなにドラマにハマってしまうこと自体あまりないのですが、今回は皆が面白いというのにはやはり理由があったのですね。後半の展開では3.11も作品に入れるという噂もあるドラマ自体の談義はまた次の機会に。

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