未来への手紙 ~10年後の君たちへ~

先日、50歳への誓いということでいろいろブログに書き連ねてきましたが、60歳になったときに子供たちに読んでもらうための「10年後の君へ」というタイトルで手紙を書いてみました。なぜそう思ったか?昔よくタイムカプセルに10年後の自分に作文を書いて小学校の校庭に埋めました。実際に10年後に掘り出されたのですが、その時の実感があまり湧いてきません。それはなぜだろうか?とずっと考えていましたが、すっきりとした答えが出せませんでした。勿論、掘り出されてその当時を思い出して懐かしいという感慨にはふけるのですが、イマイチなのです。それが今回ようやく少し答えに近づいたように思えました。つまりその当時は先生に作文を書かされた思いが強かったので、自分から書きたいと思って書いてなかったのが一因ではないかと自己分析しました。もし本当に書きたいと思って書いていたらまた違ったタイムカプセルになっていたかもしれません。その意味では今回の「10年後の君へ」は自らの意思で書きたいと思って書いて、子供たちに10年間預けておき、りっぱになった10年後の子供たちに読んでもらってそれを傍らで酒を飲みながら聞くことができたら最高だろうなという単純な発想から急遽、50歳の誕生日の日に手書きで書き殴った手紙です。

また以前にこのブログで紹介しました岡村誠二さんの子供自然体験スクールで子供たちに手紙を書いて送って、子供たちがこれからどう生きていってほしいかを伝える生きた教育というものを3人の子供たちには体験させてもらっていましたので、今回のような手紙はお手の物で自然に書けたわけです。手紙を書くにあたって何を書こうかと身構えてしまうとなかなか書けません。また紙の上に鉛筆をなぞらせてもなかなか書けないものです。ワードに想ったことを羅列するだけでいいのです。その後にその単語をつなぎ合わせるのです。そうすると次第に自分の想いの塊ができて一気に文章になっていくのです。

今回、書いたこと。それは10年後までのお預けですが、10年間という月日は数えると3652日です。逆にたった3652回寝てしまうと60歳になってしまうのです。そんなことを考えながら手紙を書くと本当に人生の儚さを感じてしまいます。しかし逆説的に言えば3652回も日が昇っては沈むのです。昨日失敗して嫌な思いをしてもそれはただの1日、大成功してもその1日は過ぎていきます。今回のリケジョの30歳小保方さんがとてつもない発見をしてテレビを賑わしていますが、彼女も「今日1日だけ、明日1日だけがんばろうと努力したら5年が過ぎていた」とコメントしています。生まれて出てきたときには「元気に生まれてきてくれてありがとう」と感謝の念で一杯でした。しかし少しずつ大きくなると生意気になり、腹が立つことも多くなりました。しかしその一瞬一瞬が私にとっての最高の宝物であると後になって気づくのです。そのような感謝の念も込めて10年後の君への手紙に気持ちをしたためたのです。

さて10年後はどのようにいい歳をとって60歳を迎えることができるのでしょうか?

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