新型コロナ第二弾~日本を徐々に侵略~

新型コロナが日本を徐々に侵略しています。各自治体はイベントの開催の中止を余儀なくされています。現在は感染拡大と社会全体の行動自粛がじわじわと日本経済そして世界経済に暗い影を落としかねない状況になりつつあります。半年前に同じ状況だったなら消費増税は延期されていたかもしれません。また政府は夏のTokyo2020を目前に控えて感染拡大を阻止して早く収束させるために躍起になっています。正月明けの対岸の火事が一気に隣国で燃え広がり見えない恐怖に国内でも「今はただ黙って世間の状況を見ながら不要不急の行動は差し控えなければいけない」というネガティブな気分が蔓延しつつ、移動にはマスク着用という姿が日常の風景になりつつあります。

2月下旬の連休現在、各地でコロナ感染が報道されていますが、まだ山口県は感染報告がありません。お隣の福岡県まで迫ってきましたので時間の問題のようにも思えますが、まだ地元のショッピングモールに行ってもマスク姿の人は半分くらいです。一方で限られた空間の移動手段である新幹線ではほぼ100%マスク着用をしている状況だと新幹線に乗った患者さんが話されていました。先週は国立大学の前期試験がありましたが、急なトラブルの為か東京大学などは感染者の受験を認めず振替試験の予定もないと発表しています。そうすれば新型コロナ感染の可能性がある受験生は検査をせずに受験する可能性があり、クルーズ船ならぬ受験会場での新型感染拡大にもなりかねません。一人一人の受験生の機会の公平性を考えれば大学側の振替試験の措置もありではないかと思うのは私だけでしょうか?また3月は卒業シーズンですが、大学によっては卒業式に保護者を呼ばずに卒業生と教職員だけで開催するというニュースも聞きました。そうなると受験生救済をしない大学は卒業式を開催せずに速達郵便で卒業証書を郵送して学長の卒業式祝辞は卒業生各々が自宅のネットで卒業式に出席するという現代のネット社会を反映したものになるかもしれません。文部科学大臣が受験生に救済措置を訴えていますが、どの大学も一律に公平に扱ってほしいものです。東京都は東京マラソンの一般参加を中止しました。世の中の多くの場所で影響が出ています。

またクルーズ船の集団感染は限られた狭い空間で仕方ない面もありますが、神戸大学の感染専門の教授がネット動画でクルーズ船内の感染症管理の実態を批判されました。翌日に動画は削除されましたが、その削除にも見えない力が働いたのかもしれません。その先生の感染症のコラムを以前読んだことがありますが、非常に立派なものでした。その先生の言い分は十分にわかります。一方でクルーズ船に乗って陣頭指揮に当たっている医師免許を持った技官は、世間一般では臨床はできずに机上の空論しか語れないお役所医師だと揶揄されていますが、それでも火事現場の最先端で頑張っていますので、同じ医師として最後に目指すゴールは同じです。いろいろ書き並べましたが、4月初旬には我々仲間内の春の和楽会の懇談会がありその幹事をしていますのでそれまでには収束願いたいものです。

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新型コロナウィルスを正しく理解しましょう!

今シーズンは年末年始にインフルエンザがピークに達して例年より流行が前倒しになりました。毎年の風物詩でインフルが終了すると季節が春へと向かいます。しかし今年は年明けから新型コロナウィルス感染症が中国の武漢を中心に流行して世界中に蔓延しつつあります。正月明けは対岸の火事でボヤ騒ぎ程度にしか思っていませんでした。どうせSERSやMERSの時と同じように数か月で終息して忘れ去られるのではないかと予想していましたが、1月中旬頃より雲行きが怪しくなります。「流石、中国!また情報隠しか?」という中で今回は即座に都市封鎖をしますが後の祭りで世界中に拡散しました。中国政府が旧正月の国民大移動を制限した政策は良かったのですが、年末年始の湖北省の地方行政府が情報を隠蔽したのが今回の世界中への拡散に繋がったのではないかと推測されます。もう1か月早く年末年始に中国政府が渡航制限など手を打っていれば事態はかなり変わっていたはずです。しかし「タラレバ」を言っても仕方ないのでこれから本当に世界中でパンデミックにならないように対処していかなければなりません。

それでは私たちはどうすればよいのでしょうか?まずインフルエンザの対処と一緒でマスクと手洗いとうがいを徹底することです。特に今回の新型コロナの場合、アルコール消毒で手洗いを徹底すれば半分は予防できると言われています。皆さんも面倒くさがらずに実施しましょう。またマスクが売り切れていますが、極端な場合は月光仮面のようにハンカチを口に覆っても対処できます。いろいろと工夫すればよいアイデアが浮かんでくるはずです。次に現時点での新型コロナの感染性や病原性はどうなのでしょうか?まず感染性はインフルエンザと同等ではないかと考えられ、病原性はSERSよりは低いようです。武漢では死者が2月中旬で2000人を超えましたが感染者も8万人います。致死率も2-3%ですが、その他の国ではほとんど死亡していません。ということは中国の衛生事情や病院の数や医療スタッフのマンパワーにもかなり影響を受けているようです。ですから我々は正しい知識を持って恐れなければいけません。一方で日本でもパンデミックになり受け入れ施設の入院ベッドや医療スタッフの不足が起これば高齢者や持病をもつ方に多く感染して致死率が上がるかもしれません。その意味でも流行が拡散しないように現在の水際対策がとても重要です。

今シーズンはアメリカでインフルエンザが猛威をふるって2000万人以上の人が罹患して1万人以上の方が亡くなっています。日本でもインフルエンザによる肺炎などによる死者は多数いらっしゃるのですが、薬の副作用や異常行動死についてクローズアップされても通常のインフルエンザによる肺炎などの死亡数はメディアでほとんど報じられません。インフルエンザでも高齢者が肺炎になれば死亡することはあるのです。逆にいえば新型コロナでもいたずらに恐れることはありません。ちゃんと敵を知ればそんなに恐ろしくないことを肝に銘じて目に見えぬ敵と戦っていかなければなりません。

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自分の継続していることは?

最近、私が尊敬している教育者である斉藤先生の著書の最新刊を読みました。「人生2周目の方が1周目よりもおもしろい」というタイトルです。60歳近くになると仕事も一段落して借金も返して子供も手が離れて「いざ」と思った時に何も残らないのでは?と感じているのは私だけでしょうか?私は仕事一筋なんて口が裂けても言えません。そこで今回は自分が継続しているものは何だろうと数えてみました。スポーツジムには開業して20年通っています。しかし体型は年月が経つにつれてだぶついてきました。スキューバダイビングも医師になった時にライセンスをとって頻回には行けませんが30年で100本を超えてモルジブやプーケットやパラオなどでも潜りました。ずっと継続している個人的な趣味は数えるとその二つしかありません。

次に趣味ではありませんが、別に継続しているものがあります。それは昔習った学問、勿論医学ではありません。数学です。当時は医学という玄関を通り抜けるための手段として数学を学び苦しい思いをして偏差値という亡霊と闘いました。そのために本当はもっと面白いはずで真の意味での数学の学問的興味に惹かれることはありませんでした。寧ろ大学に入学したら数学の魔の手から解放されたことに安堵したものでした。それから25年の月日が経過します。10年前から子供の受験で親バカながら少しでもと中学受験数学をかじりますが、全くできません。そこから算数の勉強が再スタートします。書店で参考書を買い込み方程式を使ってはいけない網掛け算を勉強します。xとyを使って二次方程式で解けば一発なのにそれを使わずに小学生の子供に教えると言うのは至難の業でした。子供が無事中学に入学すると今度は授業についていけるかと心配になり中学数学の旺文社の参考書を買い込ました。それから10年、子供の成長に伴い自分の固い脳みそで当時面白くもないただの手段としての数学ⅠA、数学ⅡB、そして数学Ⅲまで手を広げていきました。当時は赤チャートを解きながら四当五落という都市伝説を信じて眠い目をこすりながらがんばった記憶が蘇ります。しかし今回は人生2周目に突入して30年ぶりに微分や積分や確率を勉強し直すと人生経験もあってか「数学ってこんなに面白い学問なのか」と思えます。

最近、数Ⅲで極限の確率の問題で病院の口コミについての問題を解きました。ある人が病院を受診して次の人にその評価を口コミで伝える場合、9割の人は正しく相手に伝えることができますが、残りの1割の人は正しく伝わらずに反対の口コミが拡散していくという伝言ゲームのようなものです。そしてその口コミがずっと続いていくとしたら最終的にどうなるのか。つまりlim n→∞にすると最後は0.5になるのです。つまり悪い噂も良い噂も時間がたてばあてにならないという結果になることが数学的に証明できたのです。それを知っただけで毎日の仕事は自分の信念を貫けばよいということを人生2周目にしてわかったことは数学のおかげです。まだ残り2年は数学を続けなければなりませんが、そろそろ子育て以外の継続できる生きがいを子供が卒業するまでに探さなければなりません。

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ルーチンワークで非日常的行動を日常行動に錯覚させる

誰でも嫌な事をやらなければならないときには、なかなか重い腰が上がりません。冬の朝布団から出るときに「あと30数えたら起き上がるぞ」と何回も繰り返す場面を思い出します。そして何度も「やるぞ」と心で叫び繰り返して「いざ、えい、やっ」と清水の舞台から飛び降ります。飛び降りてみると思ったよりも簡単にできることもあります。一回きりしかやらないことはしょうがないのでやらざるを得ませんが、何回も繰り返してやらなければいけないことは嫌な事でもどうにか快適にやりたいものです。その際にはなるべく通常していることと同じようにすれば少しでも苦痛は減るはずです。それが今回のタイトルです。人間の脳みそは今までに経験したことない情報が入力されるとアドレナリンが放出されます。一気に戦闘状態に突入です。しかし一度外敵の情報を記憶すると次は元の情報を駆使して対応します。最初ほどのストレスはかかりません。体内に未知の病原菌が侵入したときに免疫システムが作動して抗体ができ次回からその抗体が敵に向かっていくのとあたかも同じです。ストレスフルな仕事でもそれを毎日決まった時間に決まった場所で決まったやり方で始めると最初の1週間は苦行そのものですが、それが次第に快感とは言いませんが少しずつ快適になっていきます。それはなぜでしょうか?多分、脳みそからの指令で毎回放出されるホルモンが毎日歯磨きを行うことと同じように反応するからだと思います。

では具体事例を提示します。嫌なことはなるべく朝一に行います。それもルーチンワークが始まる前、つまり起床後すぐに若しくは誰よりも早く仕事場に入ってまだ周囲の物音が聞こえない時にできれば1時間とってみてください。それを毎日繰り返します。最初の3日から1週間は挫折の魔の手が伸びてきますからそこは意地の張り合いです。禁煙とあたかも同じです。3週間も経てば占めたものです。開始日は日の出の早い夏場の月初めなどがよいでしょう。冬は暗くて寒くてなかなか継続が困難です。夏を過ぎて3か月から6か月経過して冬を迎える頃には完全にルーチンワーク化して寒いとか暗いとか行事ごとがあってももう大丈夫です。私の場合そのようにして英会話を始めたり数学の問題を解いたりして人生の2周目を満喫しています。ですから仕事は18時までがルーチンワークでそれからスポーツジムで汗を流してサウナに入り帰宅して酒を飲んで寝る。そして朝は5時から6時に起きて自分のために時間を使う。そのような毎日のルーチンワークをこなしてまたいつもの仕事に入る。その繰り返しです。逆にその繰り返しが崩れるような週末や出張があるときは要注意です。そこで野暮用を入れる場合は必ずその前にいつもの充分な時間は確保できなくとも少しの時間でもルーチンワークをしておく。そうすると脳みそは勘違いして今日も同じようにルーチンワークをしたと記憶するのです。ざっと私のルーチンワークを披露しましたが、これが全てとは思いません。人にはそれぞれ適正な方法がありますので皆さんも残りの人生2周目を有意義に使ってほしいと思います。

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最終聖火ランナーは池江璃花子選手に走ってほしい!

2020年東京五輪がやってきます。チケット抽選もなかなか当たらず観に行きたくても入手困難です。昨年聖火リレーの抽選が各都道府県でありました。この周南地区は木曜に通過することはわかっていましたので、午後ならば仕事が休みですので応募してみようかなとも一瞬思いましたが、走る時間帯が不確定でしたので応募しませんでした。当たりはしなかったでしょうけど、もしも当たったら仕事を休んで走るのも一生の記念になったかもしれません。私は1964年のオリンピックイヤーに生まれ、物心ついた頃から現在に至るまで東京五輪の映像は数えきれないほどテレビで流されています。いつも映し出される映像は国立競技場に最終聖火ランナーが入って来て階段を昇って聖火台に灯すシーンです。皆さんもそのシーンを見たことが何度となくあると思いますが、その最終ランナーは誰かご存じですか?早速、ネット検索で調べますと、坂井義則さんという陸上競技ランナーで東京五輪に中距離ランナー選手として目指しましたが夢はかないませんでした。ではなぜ最終ランナーに抜擢されたかと言いますと、おおよそ推測はついていましたが、広島の原爆投下直後に生まれたご縁のようでした。やはり戦後の日本の復興と高度経済成長のスタートは原爆投下の終戦からと考えれば納得いく人選だと思いました。

それでは今回の聖火リレーの最終ランナーは一体誰になるのでしょうか?組織委員会ではかなり絞っているはずですがギリギリまで発表しないでしょう。まずこの四半世紀で日本は阪神淡路大震災や東北大震災を経験しています。ですからその当日に生まれたスポーツ選手の可能性が高いかもしれません。日本でも女性の社会進出はかなり認められてきましたが、それでもまだ女性や弱者にあまり優しくない国と世界では考えられています。また未来ある子供たちに夢を与えるために過去の栄冠よりも未来の可能性にかけるべきではないでしょうか。そして最後に五輪で金メダルの可能性がかなり高いと考えられていた選手がいきなり病魔に襲われます。しかし病気に打ち勝って池江璃花子選手は2024パリ五輪を目指すと昨年末に公言されました。世界中で病気と闘っている人々に勇気を与えてほしいと思います。以上の様々な背景や理由により是非、池江璃花子選手に新国立競技場を走って聖火台を灯して「日本も私も負けないぞ」とその姿を見せてもらえればどれだけの人々が勇気づけられるかわかりません。誰が最終聖火ランナーに選ばれるかは全くわかりませんが、一人の日本国民としての素直な気持ちです。

あと半年後にはTokyo2020です。Tokyo1964に私は生まれましたが、当然の如く全く記憶なんてありません。でも生きているうちに2回五輪を経験したのは1964年以前に生まれて現在生きておられる方に限られます。その中で本当に選ばれし数名の方が存命ならば、50-60年先の日本での3回目のオリンピックを経験できるかもしれません。そうなれば未来の日本で開催されるオリンピックの最終聖火ランナーは幸せな長寿国日本の象徴である110歳を超えたランナーが元気に聖火台を灯すこともあり得るかもしれません。

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