生命保険見直し

自分が小さい頃は両親が勝手に生命保険や医療保険を自分のためと節税対策で掛けてくれていましたが、社会人になるとその証書を親からポンと渡されて続きは自分で掛けなさいと渡されたのが30年以上前のことでした。皆一緒ですが、20歳そこそこの若者がそんな証書を渡されても意味なんかわからないし興味も湧かないのは当然でしょう。面倒臭いので言われるままに掛け金を銀行の自動引き落としにしました。そして10年近くが過ぎ生命保険の外交員から保険の見直しをした方がよいと勧められるままに変更します。変更すればするほど最新、最強の医療保険に変わりますが、掛け金が上がっていきます。そして後に気づくのですが、バブルが弾けた後に変更すると肝である生命保険の予定利率が下がって長い目では損をしてしまいます。そんな事を誰も教えてくれません。多分、最初に入った両親も知らずに外交員の掌で踊らされていたのではないかと今では思っています。そして長女が生まれた四半世紀前にまた外交員から保険の見直しを迫られたのを機に「本当にこれでよいのか?」という疑問が湧き始めて自分なりに当時はまだネットがあまり普及していませんでしたので書籍を片っ端から読み漁りました。読んでいくうちにやはり自分の疑問と保険の見直しが乖離していることに気づきました。子供が生まれた後の保険の見直しは自分のニーズを反映させなければなりません。詳細は控えますが、予定利率を変更せずに医療特約を変更して当時の仕事での不慮の事故や病気に耐えることができ且つ万が一に病気になっても休業補償もしっかりした保険に変更しました。

それから20年。子供が小さい頃は社会人になって独り立ちするまでは「癌で死ぬわけにはいかない」とかなりの金額を掛けましたが、もう少しで子供たちも独り立ちできる環境まで来ました。まだ4-5年残っていますが、そろそろ次の保険の見直しを考え始めなければいけない時期です。保険は一度に家族全員を見直すのは効率的にみえますが、決してそうではありません。子供一人一人も微妙に立ち位置が異なります。またその時は素晴らしい保険に加入したと思っても月日が経つと色褪せてきますので、時間差で見直すのがベストです。今回は現在の加入している保険では医療特約が先進医療などの現在の目まぐるしく進化する医療制度について行っていません。そのために昨年の8月に人間ドックで一通り検査をして健診結果に異常ない事がわかりましたので、それを機に見直しをすることにしました。また休業補償はもう少しで子供たちも独り立ちしますので、万が一に癌になっても20年前のように絶対に死ねないと言う状況ではなくなりつつあります。勿論、癌になったとしても先進特約医療を駆使して生き延びる準備はする予定です。そして巡り巡って両親が私に生命保険を掛けてくれたように子供たちに生命保険を掛けていましたが、今回はそろそろ独り立ちして自分で掛け金を支払うことができ且つ不慮の事故にも対応できる先進医療特約を付けるように見直しました。当分は私たちが支払いますが、いずれは子供たちの意思に任せて引き継がせる予定です。何事も継続は大切です。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

うつ(接種)かうつる(感染)か

昨年末まではコロナ禍でも束の間の穏やかな日々で久しぶりに故郷に帰省された方も多かったと思います。いずれ第6波が来るであろうことは誰もが予測していましたが、これ程までに急速にオミクロン株が年始に激増するとは思ってはいませんでした。事前にもっと周知されていれば状況が少しは変わっていたかもしれませんが、この2年間は規制と自粛の連続でしたので「今年の正月は少し気分を緩めたい」という誰しもの気持ちは仕方なかったと思います。

今回のオミクロン株の流行はある意味デルタ株と異なりワクチンを2回接種者でも半年以上経過すれば罹患しやすくなるという驚異的な感染力があります。一方、肺で増殖するより上気道など気管で増殖するため肺炎になりにくく重症化しにくいという特徴も持ち合わせています。つまり感染力が強く且つ致死率が高いウィルスに変異してしまうと一時的にそのウィルスは栄華を極めますが、周囲の生物全てを駆逐してしまい、結局最後は自らも共生できなくなってしまいます。人類のエゴと新型コロナウィルスのエゴは宇宙的観点から見ればコップの中の一瞬で終わるミクロの戦いに過ぎず、行きつく先は予めわかっているのかもしれません。究極的には人類を含めて全ての生き物は独り勝ちできないしくみになっているようです。

今回のコップの中の嵐ではどうも3回目のワクチン接種をするかオミクロン株に罹患するかしないと次のステージに進まないのかもしれません。つまり人類もウィルスもお互いの共生を図るためにギリギリの交渉を気管細胞の中の遺伝子で繰り広げていると考えることもできます。過去には肺細胞で人類とコロナが遺伝子を通じて情報合戦をしましたが、コロナの方に分があり優勢となったためにこのまま突っ走れば地球温暖化のように将来はお互いの利益が得られないと瞬時に遺伝子同士が察知してデルタ株が早めの退去をして、将来にわたり風邪ウィルスとして人類と共生できる道を模索している最終段階がオミクロン株なのかもしれません。いずれ新型コロナは季節性インフルエンザと同等若しくは普通の風邪ウィルスに変異していくことに間違いないと思いますが、その終幕のステージにやっと突入してきたのかもしれません。まだ何度かは大波小波が打ち寄せてきますが、今年中には薬も開発され使用できるようになりましたので一層お互いの共生に近づいてきています。あともう一歩そのハードルを越えなければいけないのが現在で、お互いの共生の準備としてうつ(接種)かうつる(感染)かしなければ前進しないのかもしれません。勿論、一部はワクチン接種がアレルギーなどで不可能な方もいますし、基礎疾患があり絶対に感染できない方もいます。そのような例外は仕方ないのですが、大多数の方はうつかうつるかで各々の体内で遺伝子を通してウィルスと会話する必要が次へのステージへと繋がっていくのだと個人的には思います。2022年はうつ(接種)かうつる(感染)かで2023年への新しい扉が開かれる大切な年になりそうです。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

今年の目標をマイ漢字で

毎年12月の中旬に清水寺で今年の漢字が発表され年末の風物詩になっています。最近ではテレビなどの色々な場面でマイ漢字を発表する機会が増えて今週のマイ漢字など期間限定の場合もあります。個人的にも年末に「今年はどんな年だったか?」を一言で表すためにしばし考える事がよくあります。そしてその「今年の一文字」は過ぎ去りし1年の総括が主な目的です。それならば年始にこの1年で達成したい今年の計画や目標を一言で表現する「マイ漢字」を決めてそれに沿うように努力するのもいいのではないかと昨年末に思いました。今年の抱負ならぬ「今年の一文字」です。文章を並べて書くような今年の抱負ならいくらでも書けるのですが、一文字で表現するとなるとなかなか難しいものです。

まずは思いつくままに漢字を並べてみます。漢字二文字や四文字熟語ならかなり自分の心境と対峙すれば自ずと閃いてきますが、一文字となると簡単にはいきません。誰にでもその漢字の意味と個人の気持ちが予想できる「勝」や「終」などなら何を考えているかすぐにピンときますが、なかなか推測不可能な漢字も多くあります。自分の中でしたためて公表しないのならそれで全く問題ありません。しかし毛筆を使用して書初めのようにするならば人の目にも触れるためそれなりの漢字をチョイスしなければならなくなります。そうすると「今年はどんな年にしたいのか?」または「どんな年になってほしいのか?」などとどんどん頭の中で思いが過ぎっては消えていきます。そうこうしながら正月のゆっくりとした時間が流れていきます。また暖房の効いたほろ酔い気分の中であれこれと考えていますのでそのままウトウトしてしまいます。それはそれで楽しくもありリラクゼーションでもあります。

また寝転びながら昨年に購入しておいたマイ手帳を開きながら今年1年の長期予定も考え始めます。自分の仕事は二の次で子供たちの夏休みなどの長期休暇は「何をしようか?」とか「どこに行こうか?」などと考え始めます。以前なら「どこに遊びに行こうか?」でしたが、コロナ禍になってからは「戻って来れるのだろうか?」という素朴な疑問に変わりました。そんなことを考え始めるともう頭の中は「あっちに行ったりこっちに来たり」で収拾がつかなくなり、「今年のマイ漢字」どころではありません。結局、「今、何をしてたっけ?」ということになってしまいます。「そうそう、今年の目標を漢字一文字で表すのだった」と振り出しに戻ってしまいます。そんな中で時間だけが過ぎて子供たちも出発して、またいつものように我々二人だけのいつもの生活に戻って賑やかだった子供部屋はガランとしています。

正月のゆっくりと流れる時間の中だけでは今年のマイ漢字は決めることができませんでした。候補はいくつかに絞れたのですが、一文字に決め切れずに正月3が日は終わってしまいました。分かりやすい一文字として「勝」も候補ですが、もう少し走り続けながら今年のマイ漢字を一文字に絞りたいと思っています。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

新型コロナワクチンブースター3回目

昨年12月から世界中で新型コロナはデルタ株からオミクロン株に置き換わりつつあり、その症状はデルタ株よりも軽症の可能性がありますが、感染力が強ければ結局差し引きゼロで重症者は徐々に増えます。欧米各国は2回目までのワクチン接種が早く完了した分オミクロン株の影響をもろに被っています。一方で日本は1回目のワクチン接種が遅れた分だけデルタ株には功を奏しましたが、オミクロン株への効果は不明です。そして医療従事者から3回目のブースター接種が昨年12月から始まりました。我々も12月中旬の土曜日にさくらホールで集団接種をしてきました。今回は各診療所で個別接種も同時進行していますので2回の土曜日を接種日にあてておよそ800人の3回目のブースター接種を行いました。初日に自分の接種やスタッフの接種も含めて参加し、更に3時間の問診業務に従事しました。皆さん、2回接種後の医療従事者ですので3回目の接種のための問診に特に大きなトラブルもなくサクサクと進めることができました。昨年の春の1回目の接種の頃の対応とは雲泥の差です。山口県では昨年中で医療従事者に限っては3回目の接種は終了しましたので、今月下旬から来月初旬には一般高齢者の3回目の接種が始まります。これも個別接種と集団接種の併用で無難に乗り切れるのではないかと思っています。問題は今月中にどこまでオミクロン株が幅を利かすかで、ブースター接種が先かオミクロン株の伝播が先かの時間との勝負になります。このブログを書いている正月明けはまだ世の中が完全に機能していませんので新規感染者数はあまり多くありませんが、年末年始恒例の民族大移動が今年は一部復活していますので、1月中旬から下旬にかけての新規感染者数と重症者数は非常に気になるところです。

今回の3回目の我々医療従事者のワクチンは1、2回目と同じファイザー社製でしたが、2月から始まる一般接種ではモデルナ社製との交叉接種も出てきます。医師からみればどれを接種しても大差はないと個人的には思いますが、それは玄人の考えで一般の方では「はい。そうですか」と簡単に肯けないのではないでしょうか。その点は政府がしっかりと今後も情報発信していかなければなりませんし、我々も真摯に丁寧な対応をしていく必要があります。一方で限られた時間内に何十人もの接種希望者が集まる集団接種会場ではなかなかきめ細かな対応は今まで通り困難が予想されます。一般的には交差接種は問題ないとわかっていても個人個人に目を向けて「私は大丈夫ですか?」と聞かれても「多分大丈夫と思うが、もしかしたらあなたは運悪く副反応が出るかもしれないので、最後は自己責任で接種するかどうかは判断して下さい」としか言いようがないのです。以前にも書きましたが、重篤な副反応が1万人に1人の割合で出現しようが、10万人に1人だろうが宝くじと一緒で当たった人はひどい目に合うことに変わりはないのです。それでもオミクロン株が幅を利かせる中では3回目を進めていくしかありません。そして新型コロナ流行も3年目に突入ですので今年はそろそろ普通の風邪ウィルスに変身してほしいものです。

カテゴリー: 未分類 | コメントする

死ぬまでに一度は宇宙旅行?

正月早々で自分の事ではありませんが、なんとなく我々の未来に大きなお年玉を貰えたような夢のある出来事が昨年末にありました。日本の一民間人が国際宇宙ステーションISSに宇宙旅行をしてきました。過去にも日本人でテレビ記者やNASA主導でプロの宇宙飛行士が何人も宇宙飛行をしていますが、今回はお金の額の桁数は一先ず置いといて自分のお金で旅行を楽しんできたという事実に意味があると思っています。世間では100億円使って宇宙へ行った前澤氏を全体的には好意的にとらえていますが、街角で100人に聞きました風にインタビューすると一部には予想通り「お前になんか聞いてない」という風な予想通りの否定的な意見が出ます。勿論、表現の自由で何の縛りもない?この日本ですから何を言っても問題ありません。ほとんどの好意的な意見では「自分で稼いだお金だから何に使おうと自由」が多く最ものことです。また人類が到達できない夢を叶えると言う意味では十分すぎるほどの出来事で、個人的には「羨ましいな」と肯定的にとらえています。この宇宙旅行をして多分、前澤氏は物の見方が変わるだろうと勝手に思っています。そして地上から見た既成概念ではなく宇宙から見た発想となって新しい事にチャレンジしていくのでしょう。画像で見た青い地球と直に窓越しで見た青い地球では同じ青でも全く色が異なって見えるはずです。

今、世界はコロナ禍で大変です。地球温暖化も待ったなしです。戦争や飢えそして各国の国内の人権問題など人類はその他の生き物と違って好き放題の事をしています。そして相手に責任転嫁をして自分で責任を取ろうとしません。同じ人類の一人として忸怩たる思いはあるのですが、それ以上変えようとするパワーも持ちえません。良くも悪くも色々な意味でこの突破力を持ちうる人物として前澤氏がそのうちの一人であることに間違いありません。自分でこの世の中を変えようなんて大それたことを思うのではなく、明日、明後日と一歩一歩自分を進化させていくと多分10年後には大きく変わっているのです。以前にも何かの文章から引用して掲載させていただいたのですが、今日よりも明日を1%向上できたなら1年後には38倍ほど成長できます。仮に10年経過したら 6170兆倍を超えて天文学的数字になります。前澤氏や孫氏や世界の富豪が天文学的な資産を残せたのは多分その数学的な地道な努力であったと確信しています。またそのような人物は皆さん誰もが確固たる信念を持ち困難な事に出くわしても怯まずに前進していきます。自分もそのような人物の良い所は真似をしていきたいと思っています。

今年の目標というよりも人生の目標として自分も死ぬまでには窓越しに青い地球を見てみたいということも夢の一つになりました。それまでに自分の能力の1%を毎日べき乗で伸ばしていくことが当初の目標です。掛け算でも足し算でもありません。バブル期の郵貯の定期は年利7%のため10年で資産が倍になっていました。今年こそは自分のスキルをバブルの期の水準を基準にして倍々ゲームで伸ばしたいなと思っています。

カテゴリー: 未分類 | コメントする