花火は3年ぶり

新型コロナで夏の風物詩の花火大会はこの2年間は軒並み中止でした。昨夏は同時期に過密を避けるために単発の花火を予告なしに色々場所を変えて打ち上げてその一発は目の前の小学校の校庭から打ち上げられました。流石に近隣の住民には日時が直前に告知されましたので自宅から眺めましたが、単発でしたので一瞬のうちに終わってしまい花火の余韻に浸るという感じではありませんでした。6月頃から今年はどうなるのだろうと気にはしていましたが、第7波の到来とともに中止の可能性もありましたが、今回は感染対策予防をしっかりとりながら行動制限や規制も自粛もない社会にワンランクアップしていましたので日本中で花火大会の開催となり当地でも予定通りの開催となりました。しかし新規感染者は物凄く多くなっていましたので、恒例の駅前の夏祭りは中止となり別の場所で細々と開催されました。それも致し方ありませんが、それでも少しずつ新型コロナとの共存に近づきつつあることを実感しています。8月は世界で日本が一番感染者数が多いと騒いでいるメディアもありましたが、実際に他国は真面目に新規感染者数をカウントしているとは思えません。また日本ですら本当に全数把握しているのかと言われればNOでしょう。検査しない若者や検査したくとも予約がいっぱいで検査できない感染者も含めれば現在の総数よりもはるかに増えることは間違いありません。またアメリカや中国やロシアがまともに一人ずつ数えて保健所に届け出ているとは到底思えません。勤勉な日本人ならではのことですが、本当に政府や専門家会議はいつも後手後手になり何を考えているのか末端から見ても理解できません。

そんな中での8月第1週目の土曜日の20時から花火が始まりました。毎年2000発の花火が打ち上げられていましたが、今年は奮発して3000発で期待も膨らみます。毎年2階のベランダから観ていましたがどうしても目の前の電柱が邪魔になり以前から気になっていましたので、今年は思いきって3階から屋上への非常階段とハッチを開けて屋根から眺めました。以前にも何回か上ったことはありますが、この20年で数回しかありません。ハッチが長年の風雨にさらされて壊れていたようですが、力づくでこじ開けました。そうしないといざ緊急避難しなければならない時に使い物にならないからです。汗びっしょりになりながら屋上へと出てそこから観る花火は周囲に邪魔な障害物もなく絶景でした。その中でものの30分程度で一気に小高い永源山公園から打ち上げられるため、風が吹かないとすぐに煙がたまって花火もかすんでしまいます。今回も最初は良かったのですが、無風のためそのうちに煙でモヤがかかってしまいました。それでも一気に打ち上げられた3000発は見事でした。来年からもこの屋上の屋根から観る予定ですが、花火が終了してからハッチを閉めようにも壊れて閉まりません。当分、雨も降りませんので差し当たっては問題ないのですが、翌朝すぐさま修理業者さんに連絡を取るとお盆明けに修理可能で見積もりは16万円でした。とても高価な3年ぶりの花火となりました。

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もっと1日の時間が長ければいいのに

1日が36時間若しくは48時間欲しい時って皆さんにはありませんか?これだけの欲張りは私ではありません。浪人中の次男が先日発した言葉です。そのようなシチュエーションならば、昔の学生時代に試験の度にそのような事を思っていましたが、今から思えば決して戻りたくない過去です。大学在籍中には前期と後期に分かれて試験範囲がとても広かったので全ての試験範囲の網羅なんて不可能で、過去問と先輩から頂いた試験の資料と同級生で作る試験対策委員、いわゆるシケタイの資料で明日の試験の山をはって集中的にやるのみでした。現在でもその化石的な手段は十分に通用するはずです。しかし前日の夜のプレッシャーはお察しの通り計り知れませんでした。大学受験までは私はコツコツ型でしたのであまりそのような感情を抱くことはありませんでしたが、次男の場合は私よりも早い段階の大学受験からそのような気持ちが充満しているようです。まだ1年、あと半年と高をくくっていましたが、いつの間にか残り100日を切り始める頃から尻に火がついてそのような感情を持ち始めます。それが丁度今頃の夏休みのお盆を過ぎた頃から芽生え冬まで続きます。カウントダウンが始まると寧ろ諦めの境地に突入して腹が座ってきてどうにもでもなれと気持ちが吹っ切れてきます。しかし見事惨敗の返り討ちに会います。そんな事を思い出しながら次男の気持ちを現在進行形で推し量っています。

実際に予備校も3ヶ月が過ぎて7月からは2ヶ月間の夏期講習に突入します。この間の授業はオプションで追加料金が発生します。人生経験者からすれば、夏期講習は取らなければ取らなくても良く結果さえ出せればそれで良いのですが、それは過去に修羅場を経験した大人の理論であって目の前の難敵に立ち向かう現在進行形の20歳前後の子供にそこまで求めるのは酷と言うものです。そして夏休みですので、それでも一般受験生には余裕があります。しかし次男にとっての第一関門は9月下旬でその次の第二関門は11月初旬で他の受験生よりかなり早く本番が始まります。そのために夏休みのお盆の頃にはこのような言葉が発せられるのです。昨年の今頃も心では同じプレッシャーを感じていたのかもしれませんが、言葉には出しませんでした。それは現役のため今年ダメなら浪人という最初から諦めの境地があったからかもしれません。

結局、夏期講習はある程度は取りましたが、取りすぎては意味のないことをよくよく次男と話し合いました。夏の天王山は春から夏までにした内容をしっかり身に着けるために復習中心の勉強です。そして自分の弱点の補填強化が主になります。その目的に沿った夏期講習の選択を一緒に考えて、残りの余った時間は自習で復習にあてさせましたが、このような相談は本人を見ている予備校担当チューターの仕事です。しかし高校と同じく大所帯の予備校ですのでなかなか小回りも利かず気も効きません。結局はこれも親の仕事になりました。いずれ次男も社会に出る頃には自立して自分で計画を立てて実行できるようにならなければなりませんが、大学受験もその準備の一つなのでしょう。

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いざ大阪へ~TOP GUN IMAX~

前回に続き今回は大阪日帰り旅行の締めくくりとして、私史上最高のエンタメのトップガンIMAXの実況生中継です。やはりIMAXレーザー/GTテクノロジーの中でも最高の技術を堪能できるこの大都会大阪の109エキスポシネマのスクリーンは大きい!ビル6階建てに匹敵する高さ18m、横幅26mの巨大スクリーンは小学校の25mプールよりも大きく4Kツインレーザープロジェクターでシーンを鮮明に映し出します。そして音響も12チャンネル使用して臨場感が増して四方の音の中に私たちが包み込まれます。

オープニングは期待通りにトップガンアンセムが流れてジャーン、ジャーンと雰囲気を盛り上げ空母からスーパーホーネットが飛び立つシーンが映し出されるとデンジャーゾーンの曲と共に一気にエンジン全開です。これをIMAXで観るためにわざわざ大阪まで来た甲斐があります。今回の映画は36年前のトップガンと重なる場面が多く出てきます。そしてその散りばめられているオマージュを探すのは映画の中で宝探しのようで楽しいのです。

第2のオマージュはサンディエゴのミラマー基地の滑走路を並行してカワサキのバイクで夕日と戦闘機を追いかけて走り抜けるシーンです。これは説明不要です。また酒場のシーンでは80年代を思い出すデヴィッド・ボウイのレッツ・ダンスがながれて、亡き戦友の息子がピアノで当時と同じグレート・ボールズ・オブ・ファイヤーを演奏するなんてもうたまりません。またF18に乗るシーンも実際に俳優が後方座席に搭乗してGを体験しながら撮影しているために、その苦悶に満ちた表情も本物で観客からは見応えがあります。そして昔同様に亡き戦友の息子ルースターと同僚のハングマンとの確執、これはマーベリックとアイスマンの確執をオマージュされて感情的な細部まで見事に表現されています。しかし何といっても私の一番のお気に入りのシーンは仲間たちの心がバラバラになった時に海岸でラグビーをするシーンです。前回はビーチバレーでしたが、今回も夕日と海をバックにとても印象的です。第3のオマージュは誰もが納得するアイスマンと再会の最後に交わす言葉で「36年経ってもお前のウィングマンだ」これは誰しも感動です。その後は大迫力のドッグファイト映像と音響で映画の素晴らしさを堪能できます。また敵国で36年前のレジェンドのF14を盗んで逃げるシーンはミッション・インポッシブルを連想したのは私だけでしょうか?そしてクライマックスの空母に帰還してお互いを称えて握手して抱き合うシーン、これもオールドファンなら誰も涙ものです。

5回目の鑑賞のため字幕なしでも雰囲気で全てわかります。今回は巨大スクリーンの大迫力と音響を大阪まで行って確かめてきました。やはりIMAXは素晴らしいと思いますが、この長所を最大限に引き出す作品がトップガン・マーヴェリックであったことには間違いありません。ウクライナ侵略で実際に戦争が勃発して核攻撃もちらつかせている現実のならず者国家も存在します。この映画はそんなジメジメした戦争シーンではなく本当に娯楽のエンタメです。だからこそトップガンは老若男女に支持され愛されるのだと思います。

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いざ大阪へ~その2~

前回の大阪ウォーキングツアーの続きで難波パークスから始めましょう。難波パークスは大きなショッピングモールですが、都会にはよくある建物で今回のツアーでは横目に見ながら黒門横丁に向かいます。黒門横丁は天下の大阪の台所として有名ですが、今日は日曜のためかコロナ禍のためか多くのお店が休業しています。通常ならばもっと賑やかで楽しいのかもしれませんが、本日は所々開いているお店を見ながら歩いていきます。

次は法善寺横丁に向かいます。ミナミの繁華街にありながら静かなナニワ情緒を漂わせている長さ80m、幅3mの細い路地が東西に延びるこの法善寺横丁は昭和の匂いを感じることができるレトロな場所です。平成、令和なっても昭和生まれは昭和の佇まいがあるとしっくりと落ち着きます。ここにはお好み焼きや串カツ店なども軒を連ねていますのでこのツアーが終了後に昼食をとろうと思っていましたので、ガイドさんに美味しくて人だかりの少ないお勧めのお店を教えていただいてツアー途中ですが、串カツ店で冷えた生ビールを飲みながら一休みです。しかしここで飲みすぎてはいけません。これから最大のクライマックスのトップガンの5回目の締めくくり鑑賞をIMAXで観るために万博記念公園まで移動しなければならないからです。その後、たこ焼きや豚まんなど食べ歩きながら、締めくくりは道頓堀の戎橋前のグリコで万歳の記念写真を撮ってツアーの終了です。この短時間で大阪の情緒を歩いて観ることのできるツアーは外国人旅行客に人気がありますが、地の利の無い我々にとっても外国人同様に十分に堪能できお勧めのツアーでした。

それから地下鉄とモノレールに乗り換えて万博記念公園駅に向かいます。程よい疲れとアルコールで空調のきいた電車内ではウトウトしてしまいましたが、映画館では眠れませんので、到着駅に近づくにつれて交感神経を徐々に高ぶらせていきます。モノレールの車窓からは太陽の塔が見えてきます。恥ずかしながら生まれて初めて現物を見ましたが、やっぱり大きくて岡本太郎は偉大で爆発しそうです。はるか昔、私が小学1年生の時に大阪万博がありました。その当時、今は亡き父に夏休みに大阪万博に連れていくようにせがみましたが、連れて行ってもらえませんでした。その代わりにということで夏休み東映まんが祭りの海底3万マイルに行きました。その当時の父のカブの後部座席に乗って当時はヘルメットなんてつけずにしがみついて徳山まで乗った記憶は今でも鮮明に肌に感覚が残っています。当時は6歳でしたので半世紀以上も前に大阪万博行きと夏休み映画祭りを対等交換したのは今でも悔いが残っています。現在では気軽に映画を観るためだけでも大阪まで新幹線日帰り旅行ができる時代になり、更に移動しなくても画面上で多くの人と会うこともでき、世界中の情報をネットとカード1枚で手に入れることもできます。そして最近はスマホが普及して若者だけでなく年寄りまでもがスマホを我が物顔で操っています。この50年の自分の歴史がモノレールと共に走りすぎるようにして万博公園駅に到着です。次回は私史上最高のエンタメのトップガンIMAXの実況生中継です。

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いざ大阪へ ~その1~

前回は大阪日帰り旅行の準備編でしたが、今回はその本番です。記録上最も早い6月下旬の梅雨明け後は暑さでふやけるようでしたが、その後台風で暑さは一休みです。そして夏本番第二ラウンドの初日が大阪へとんぼ返りする7月10日の朝でした。当日の朝は真っ青な青い空が再び現れて関西方面はジリジリと茹だるような暑さを予感させます。15時30分から大阪万博記念公園の109シネマで席を確保していますのでそれまでの5-6時間は何をしようかと2日前から考えていました。個人的にはワンポイント清水寺を再び拝観したいと思っていましたが、大阪からの往復時間と京都盆地の暑さと人だかりを考えるとイマイチかなぁとも思っていました。一方、家内もネットで面白そうなツアーを探していたところ、大阪ウォーキングツアーなるものを見つけてきました。いわゆる大阪繁華街の有名処を歩くツアーでその途中でたこ焼きや串カツなども食べることができるそうです。それで1人2時間30分の3500円也でナニワでは何でも商売になるようです。それでも映画までの短時間で大阪完結編をブログに書くには十分すぎるツアーです。大阪には過去は中学生の時に修学旅行、そして15年前に家族でUSJに来たことがあります。そして5年に1回は国際会議場で日本循環器学会がありますが、それも会議場の中のみでの移動です。梅田や難波などに降り立ったこともありませんので全く地の利がありません。そのため更に大阪の地を敬遠して遠くても地の利のある東京に行ってしまいます。今回も池袋まで行って最高のIMAX映画を観てもよかったのですが、株主優待券と日帰り往復を考慮したために生まれて初めて大阪のグリコの道頓堀の地に立つことができました。そのため行く前の2日間で行く先々のウォーキングツアーの下調べをしました。行った気になっただけでこのブログを書くことができそうです。それでは生まれて初めての大阪観光の始まりです。

午前10時過ぎに南海なんば駅に到着すると、改札口にプラカードをもったガイドさんが待っていました。まずは難波八坂神社に行きます。ここの特徴は何といっても獅子殿と呼ばれる大きな獅子の顔をした建物が有名です。今回までこのような建造物があることさえ全く知りませんでした。そして大阪の強力パワースポットの地で、合格祈願や勝負運にも強いとい評判でいかにもこの大きな獅子の口が相手を飲み込んでしまって勝てそうな気がします。今はこれから数年かけて学業祈願を3件続けてお願いしなければならない状況ですので、一度に3人分のお願いとお守りや御朱印も頂きました。たまたま映画を観に来るためだけの目的で上阪予定だったのですが、グリコ同様に一粒で何度も美味しそうな体験ができそうな1日の始まりです。しかし昨日までの雨と梅雨明けした都会は照り付ける太陽と輻射熱でウォーキングツアー中に汗がダラダラと滴り落ちます。今日はかなり飲み食いしてもいつものジムで汗をかく以上に運動ができそうです。そして今から昼の生ビールが恋しくてなりません。難波八坂神社を後にして東に歩くと元大阪球場の跡地に難波パークスというショッピングモールが見えてきました。ではその後の道中は次回をお楽しみに!

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