今度はスクリーンX

先日、今度はシーモール下関のシネマサンシャインに行って9回目の追いトップガンをして来ました。完璧なトップガン中毒ですが、それでもコロナ禍で楽しい夏をこの映画1本で過ごさせてもらったことはとても感謝です。今回は大きく二部に分かれてどちらも非常に重要なミッションでした。まず第一部は1986年に新宿のピカデリーで元祖トップガンを観ましたが、その時の大映像と大音量の迫力に驚愕してもう一度映画館で観たいと熱望していましたが叶わぬ夢でした。その後何度もテレビで再放送されますが所詮ブラウン管です。そして放映時間の都合で映画の一部がカットされてノーカットは皆無でした。字幕がいいのに余計な吹き替えもありました。またビデオレンタルではノーカットの字幕でしたが、如何せん当時のテレビは50インチ程度で画素数も荒かったと記憶しています。ですからいくらノーカットでも映画館の迫力には足元にも及びません。ずっとこの36年間、もう一度映画館で元祖トップガンを観たいと熱望していましたが、儚い夢物語でした。しかし今回のマーベリックの大ヒットにより全国の中年追いトップガンの皆が心の中で「もしかしたら36年前にもう一度タイムスリップ」と期待していたのでしょう。そのような声に押されて再び映画館での元祖トップガンの再上映となった次第です。やはり今回のトップガンはトム・クルーズがコロナ禍でも頑固として映画館で観るように2年も待たせた賜物です。次に第二部では最新の映像を正面スクリーン以外の両側面の壁にも映し出すスクリーンXという3次元映像の魅力を味わいました。この映像を観ることができるのは調べるとこの辺りでは下関でしたので今回は下関まで足を運びました。4時間以上で2本の映画を続けて観るなんて昔は当然でしたが、最近は皆無で腰も痛くなり昔を思い出します。

では実際の映像についてにわかコメンテーターが語ります。スクリーンXは確かに3次元映像で素晴らしいのですが、両サイドの壁も目で追わなければなりませんので観慣れないとしんどいというのが本音です。もう8回も追いかけてほぼ内容や会話を把握していますのでどうにか3次元映像を楽しむことができました。しかし再び追っかけるのならば大阪エキスポの25mプールよりも大きいIMAXで観たいと思います。もう一度行きたいと思っていましたが、エキスポのIMAXは9月25日で終わってしまい残念です。また元祖トップガンは流石に当時の映像ですのでIMAXと比較すると画質の粗さは仕方ありませんでしたが、少し色褪せたセピア色の20世紀末の大映像を堪能できましたのでそれはそれで大満足でしたし、現在では考えられない日常の喫煙シーンや放送禁止用語や仕草などもそのまま放映されてとても懐かしく昭和を思い出します。さらに元祖トップガンの上映している映画館を調べると博多のキャナルシティでは4Kリマスター版を上映しているとのことでした。近いうちに記念すべき10回目の追いトップガンの予定ですが、思い立ったら即行動しないとチャンスを逃すかもしれません。秋の深まりとともに追いトップガンも終焉に近づいています。悔いを残さぬように最後まで追っかけたいと思っています。

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人間、努力だけでは超えられないものも多くある

9月24日と25日の土日に次男は横須賀まで防衛大学の推薦入試を受験してきました。昨年も受験しましたが、見事に撃墜されました。そして11月の一般入試も撃沈されましたので今の浪人生活があるわけです。推薦入試は現役生が浪人生に比較して受験対策が遅れがちになるために優秀な学生を青田買いするための大学側と高校側による法律で認められた談合と言えるかもしれません。談合ですから受験生は合格すれば必ずその学校に入学するという誓約書を書きます。これも天から見れば、現役生に有利に取り計らう点数水増しと同じことかもしれません。次男が現役生の昨年はそんなことは思いませんでしたが、浪人生の今年の場合は重くのしかかってきます。なぜなら通常の推薦入学は現役生に限るという大学が多い中、一部では1浪や2浪まで可能な大学もあるからです。防衛大学はその一部例外の大学になるために今年も受験の口火は防衛大学の昨日の推薦入試からスタートしました。一般論からすれば推薦入試たるものは現役生に有利という事実は誰もが信じるところです。では浪人生がその一般論を覆すには、圧倒的な学力で現役生を突き放す若しくは試験官を唸らせるような小論文や面接をしなければならないと思います。昨年はそんな事も考えずあまり対策もせずに受験のために上京しましたが、受験会場では自衛隊も県ごとに合格者数を競わせている雰囲気があり、面接対策から過去問までしっかりと準備してきた県単位での入試軍団もいました。そのような光景を目にして学力もイマイチだった次男が合格するわけもないとわかっても後の祭りでした。

今年の推薦は予備校のある広島の自衛隊本部で準備説明会がありました。広島県は昨年次男が推薦入試を受験した際に非常に熱心に指導していただける県でしたので、今年はどうにかなるかもと淡い期待を持っていました。しかしいざ蓋を開けてみると広島県の推薦入試希望者が10名で次男を除いて9人はやはり現役生だったと後で聞きました。やはり推薦入試は現役生に有利な事に間違いないという悪夢が再び私の脳裏に蘇ってしまったまま昨日の横須賀での推薦入試に突入した次第です。次男も圧倒的な学力か圧倒的な論破力が無い限り現役生より不利であることはよく理解していますので、今回の推薦入試も落ちても仕方ないと覚悟して臨みました。防大の入試の本番はあくまでも11月の一般入試に照準を当てています。

一方で、人生は努力だけで自分の思う通りには成らない事を次男にはいつも言いきかせています。それは本人も薄々は気づいていますが、まだ実感はわかないはずです。皆が思い通りになるのなら入試なんて不要です。しかし努力しなければ夢を掴めないことは19歳の本人にも実感はあるはずです。そして合格と不合格の間に揺れる葛藤が後の次男の人生には良い方向に向くはずです。失敗するかもしれないけれどチャレンジすることに意義があり、失敗しても後に必ず得るものはあります。そして親として仮に不合格で夢を諦めても次の道は必ず開けることを機会があれば話したいと思っています。

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コロナだらけだった8月下旬

お盆明けに地方は一気に新型コロナ感染者数が増えました。その数字と共に発熱外来での検査数も増えて検査をすれば全て陽性という日が多くありました。特に家族が陽性者の場合で濃厚接触者になった同居人に症状が出れば間違いなく陽性でした。そのために国は同居人に症状が出た場合には検査をせずにみなし陽性というシステムを導入しました。そのため当院でも何例かはみなし陽性を適用して保健所に届け出をしましたが、ほとんどの方は検査を希望されます。それはなぜなのか?ですが、それは感染症法で2類に相当するため、感染者及び濃厚接触者共に法律的に行動制限をされることが一因だと思います。5類のインフルエンザでも実際に感染してしまうと1週間程度の自宅療養をしなければなりません。しかし過去に実際にはインフルエンザになっても強力にその人に行動制限を強制することはできませんでした。あくまでも感染者の良心に従っての行動にとどまります。今回の新型コロナでも2類とはいうものの市中には無症状の感染者がかなりいるはずで、その方々は検査をしない限り陽性もわからないしましてや行動制限も不可能です。話を元に戻しますが、家族に感染者がいて濃厚接触者に症状が出ればインフルエンザの場合はほぼみなし陽性でOKでした。中には検査を希望される方も一定数いますが、検査の効率性や医療のひっ迫を考えればみなし陽性も仕方なしでも一定の理解が得られていました。一方で新型コロナの場合は2類のためいちいち保健所に届け出をして法的に療養を強制しなければなりません。そのため企業からは昔流行った陰性証明書ならぬ陽性証明書提出を求められ、更に保険会社も保険金支払いのための陽性証明書を求めてきます。これも結局は2類という大きな法的なハードルがあるために起こっていることなのです。

ではどうしたらよいのか?ということになりますが、今回国はコロナ新規感染者の発生届を高齢者や基礎疾患のある方に限り、その他は人数だけと簡略化しました。そうなると今度は軽症者がもし重症化した場合に把握できないという理由でほとんどの都道府県で簡略化は見送られました。そんなこと末端ではわかっていたはずなのにいざ決定してから文句を言います。国や都道府県には賢い人たちが多くいて専門家会議も偉い方ばかりなのにどうしてこうもはかどらないのかと少しイラつくことも末端にはあります。しかし実際に人をまとめるのは苦労することは個人的にも承知していますので国や県の行政に関わる方々の気持ちも十分にわかります。それでも前に進めるためにはどうしたら良いか?という個人的な意見を最後に述べます。正しい答えなど無く後の結果で判断されるという前提ですが、2類から5類相当に変更しても当面は公的負担を続ける。濃厚接触者の行動制限を緩和してある程度の感染リスクは許容する。重症化リスクの高い者のみに手厚い医療を施しその他の感染者は自分で感染登録をする。感染登録ができない方は自動的に重症化リスクが高くなる。子供の場合は親が登録をする。これぐらいの事しか頭に浮かびませんが、それでもコロナとの共存に向けて一歩一歩カメさんでも前に進むしかありません。

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新型コロナ感染の対策をしてやりたいことはやろう!

どんなに新型コロナに感染しないように注意を払っていても感染してしまいます。それはなぜでしょうか?今回はその疑問について掘り下げてみたいと思います。7月から第7波が押し寄せてきましたが、7月と8月で映画館には5回行きました。所謂、私も追いトップガンの一員です。そして広島や博多に行くために新幹線にも乗車しました。またほぼ毎日健康維持のためにスポーツジムに通っています。新型コロナ感染の最初の頃はスポーツジムで感染して大騒ぎをしました。映画館なども閉鎖されました。3年目に入ると医療機関や高齢者施設や学校などでクラスターが発生しますが、スポーツジムや映画館でのクラスターはあまり聞きません。飲み屋さんもしかりです。そして現在のオミクロン株では軽症が多く無症状者もかなりいます。また映画館やスポーツジムなどの不特定多数が出入りする場所では仮に新型コロナが発生しても現在の医療崩壊と保健所パンク状態ではそれ以上の追跡調査などされていません。ですから仮にいたとしても皆が知らないうちに時間が経過しているとも言えなくはありません。一方で現在は咳払いをするだけで周囲から白い目で見られます。下手したら口論になって警察沙汰になることも少なくありません。そのような状況では少しでも体調が悪ければジムや映画館には行かないでしょう。何も知らない無症状者を除いては。そして仮に無症状者が映画館にいても黙って不織布マスクをして観るだけですから換気さえしっかりすればそこでクラスターが発生する可能性は低いと思われます。ジムでも同様で一人一人がマスクをして黙々とトレーニングに励むだけですからサウナでよっぽど大声で話さない限り感染することはないのではないかと個人的な愛好家は思っています。

8月下旬に博多のキャナルシティに追いトップガンとして8回目を鑑賞してきました。行きも帰りも新幹線の自由席のほぼ8割がた埋まっていましたが、皆マスクをして黙って座っています。そして公開から3ヶ月が経過して異例のロングランで現在進行形のトップガンですが、土曜ともなれば8割がた映画館の座席も埋まっています。全世界で1000億円以上の大ヒットになっているトップガンですが、私のようにトップガンを追い求める者のことを追いトップガンと呼ぶのですが、10回以上観る強者も多くいます。そのような熱烈なファンによって3ヶ月経過した今でも上映が継続されています。何回も色々な映画館に足を運び同じ映画を観るのですが、不思議と飽きません。観るたびに映像の詳細な部分や発した言葉の深い意味を考えると新しい発見があります。そしていつも両隣に知らない自分と同じようなトム・クルーズと同年代のおじさんが座っていますが、お互いに咳払いもせずにじっと2時間以上自己陶酔をしながら鑑賞しています。そのような状況をみてもまず映画館やスポーツジムでは感染しないのかなと高をくくっています。あまり羽目を外そうとは思いませんが、新型コロナも3年目に突入した頃からは、やりたいことだけは感染対策をしてやろうと思うようになって自粛ばかりの生活ではなくなりました。

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さあ、2学期の始まりです!

昔は、日本全国一斉に9月1日に公立小中高校の2学期の開始でした。そして同時に関東大震災の教訓をもとに防災の日として全国の色々な施設で災害時の訓練が行われます。また地球温暖化のためか最近の10年は豪雨災害が頻発しています。地震国家で且つ水害も以前よりひどくなってきていますので個人個人が防災について見つめ直す必要があると常々感じています。また最近の公立学校は新型コロナで授業時間が確保できずに夏休みを削って登校させる学校もあります。以前から北国では夏休みは短く冬休みは長くとるように運用を弾力的にしていたのと同様でしょう。運動会も9月はまだ暑く熱中症の危険もあり5月から6月の春の運動会に変更した学校もあります。地球温暖化と新型コロナで学校も授業数の確保で大変です。一方で予備校生はというと7月初旬までが所謂1学期で7月中旬から8月終わりまでは夏期講習でした。夏休みは8月の終わりの10日程度でしたが、勿論受験生のため予備校の自習室に詰めて不得意科目を勉強していました。そして9月1日から世間で言う2学期が始まります。9月1日に新しく気持ちを切り替えることは我々の世代から見れば当然のことですが、今の若者にはあまりピンとこないかもしれません。また現在の新型コロナの第7波で社会全体の流れが狂ってしまっている状況では更に季節の変わり目などを悠長に感じることも不可能です。

我々も学生と同様に気持ちよく2学期の始まりと言いたいところですが、延々と続く新型コロナの対応に辟易としています。最近では「うつか(接種)、うつるか(感染)」してもやっぱり感染してしまいます。コロナと共存するにはまだ数年かかるのではないかと思います。経済は意地でもまわされなければなりませんので、そのしわ寄せが弱者と医療機関に向きます。お盆が明けるとお盆中に都会からの人の流れが地方に流れたのと同様に新型コロナも流れて地方で新規感染者数も増えました。お盆前の日曜日に休日診療所の日直をしましたが、その時は検査を30-40人くらいしてみなし陽性も含めれば30人くらい陽性者が出ましたので、それを一人ずつ保健所にFAXしました。検査をするナースは暑い中で予防着を着て汗びっしょりで熱中症になってもおかしくありません。私は検査結果を陽性の患者さんに説明して薬を処方します。事務はその結果を保健所にFAXします。それぞれが役割分担をしていますが、それでもキャパシティは手いっぱいでした。これからもその状況が続くと思うとうんざりしてきますが、それでもしょうがありません。やるしかないのです。結局、いつも末端が真っ先に破綻して、末端は「中枢は何を考えているのか?早く2類を変更しろ」と訴えますが、やっと全数把握の見直しがなされました。

このように私も次男も鬱憤のたまる8月でしたが、9月1日から予備校は気持ち新たに2学期が始まるように、私自身も「さあ、2学期の始まりです!」と気分一新して頑張りたいと思っています。特にこの2学期いかんで予備校生の運命は大きく変わることになるかもしれません。

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